散髪は年1回。

雑記です。

「100万数えるのは一生かかってもムリ」は記憶違いか。

 まずはエンゼルス大谷翔平から。またしても〝魅せて〟くれました。大谷は1試合8打点を挙げた翌日の現地時間6月22日(日本時間23日)、投手として先発し、8回を投げて被安打2、自己最多の13奪三振、無失点。圧倒的なピッチングで今季6勝目(4敗)をマークしました。ワタシはネットで追っていましたが、初回以外は危なげなし。大谷は前夜、延長戦に打者でフル出場して疲れているはずなのに、影響はなかったんでしょうか。翌朝のスポーツ紙の1面は、大谷への賛辞であふれそうです。

 さて。今日(6/23)の朝日新聞朝刊、第14面の社説「沖縄慰霊の日 礎に刻まれた名を思う」と、同夕刊1面「24万の名、読み上げ悼む沖縄」の記事で、小学生のころに読んだ学習漫画を思い出したワタシはあれっ? となりました。40年以上前にインプットしていた情報が間違っていた可能性が出てきたのです。朝刊と夕刊、両方の記事から抜き出します。

朝刊
〈沖縄はきょう、慰霊の日を迎える。77年前の沖縄戦では、住民を巻き込んだ激しい戦闘があり、多くの命が失われた。
 糸満市の「平和の礎(いしじ)」には、国籍や属性を問わず、これまでにわかった戦没者の名が刻まれている。今年、その全てを読みあげる試みが、市民の呼びかけでオンライン上で行われた。
 計24万1632人。未明の2時間ほどの休憩をはさんで連日続けても、11日間かかる〉

夕刊
〈沖縄は23日、沖縄戦戦没者らを悼む「慰霊の日」を迎えた。今年は「平和の礎(いしじ)」(沖縄県糸満市)に刻まれた、犠牲者全ての名前を読み上げる取り組みが行われ、12日間にわたった24万人以上の名の読み上げがこの日午前に終わった〉

 戦没者、24万人。沖縄戦のすさまじさを物語ります。二度とこんなことは起きてほしくないですね。あらためて、ご冥福を祈ります。ワタシが気になったのは、24万人以上の名前を読み上げるのに、12日かかった、のところ。どれぐらいのペースで読み上げたのかはわかりませんが、24万人以上の名前を12日間で読んだとすると、100万人なら50日の計算です。ここでワタシは先ほど書いたように、あれっ? となりました。

 というのも、ワタシが小学生のときに愛読していた学研の『科学と学習』(正確には『○年の科学』『◯年の学習』)、おそらく『学習』のほうだったと思いますが、こんなことが出ていたのを記憶しているのです。それは江戸時代を舞台にした漫画だったはず。町民が何人か集まって、「人は1から100万まで数えるのに何日かかるか」をテーマに話していました。

 最初の人は「3日もあれば」、次の人は「いや、1週間」、さらに次の人は「1ヶ月」、「1年」、「いやもっと」とどんどん増えていき、最後の人は「私は一生かかってもムリだと思います」と発言。その理由がなんだったか、今となっては覚えていませんが、人は1から100万までを生きている間に数えることができない。そう信じたワタシは軽く衝撃を受け、この年までその情報を頭の片隅に入れていたわけです。

 しかし、今日の新聞の記事を読み、「100万」というのはワタシの記憶違いで、人が一生かかっても数えられないのは「1億」だったかも、と思いはじめました。実際、100万なら数えられそうな気がします。……ってどうでもいいことですね。それでも可能ならば、当時の『◯年の学習』のバックナンバーを全部チェックし、もう一度確認してみたい。ワタシはいま、そんな気になっています。

今にして思えば、フジテレビで放送されていた「トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~」に、「人は1から100万まで数えるのに何日かかるか検証してください」とハガキを出すのもありでしたね。まあそのネタが採用されたかどうかはわかりませんが。