散髪は年1回。

雑記です。

浅村栄斗、30号一番乗り。

 日本プロ野球は各チームとも残り30試合を切りました。10月11日時点でセ・リーグは巨人の優勝が目前(マジック12)、パ・リーグソフトバンクとロッテが首位争いを繰り広げています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で変則日程となった今季、セはクライマックスシリーズを開催せず、パは1位と2位チームの対戦のみ。セの2位以下とパの3位以下はクライマックスシリーズに進出する資格がないぐらい離されているので、結果的にこの決断は正しかったと言えますね。

 個人タイトル争いも熾烈です。中でも目が離せないのがパ・リーグ本塁打&打点の2部門。開幕当初は楽天・浅村栄斗が大爆発し、ものすごいペースで量産しました(楽天・浅村栄斗の打撃がスゴイ! )。が、浅村はその後ペースダウン。かわって日本ハム中田翔が8月に入って両部門を荒稼ぎし、本塁打で両リーグ20号一番乗りを果たすなど浅村を逆転します(中田翔、20号一番乗り。 )。

 このまま中田が〝二冠王〟に向けて突っ走るものと見られていましたが、そう簡単にはいきませんでした。中田が21打席連続無安打の大スランプに陥るなど大きく調子を落とす間に浅村が再逆転。今日(10/11)、本拠地楽天生命パークでの西武戦で本塁打を放ち、両リーグ30号一番乗りを果たしました。とはいえ、2人の差はわずか。中田が20号一番乗りを果たした8月22日時点と、それ以降の2人の打撃成績は次のとおりです。

[浅村]
8月22日まで 55試合 199打数59安打 16本塁打 57打点 打率.296
それ以降   42試合 155打数44安打 14本塁打 38打点 打率.284 
今季通算   97試合 354打数103安打 30本塁打 95打点 打率.291

[中田]
8月22日まで 55試合 196打数50安打 20本塁打 64打点 打率.255
それ以降   42試合 157打数33安打 8本塁打 30打点 打率.210
今季通算   97試合 353打数83安打 28本塁打 94打点 打率.235

 浅村と中田はともに大阪桐蔭の出身で、中田が1年先輩に当たります。チームに優勝の可能性がほぼなくなった今、もう個人タイトルにこだわってもよいでしょう。浅村は2013、2018年、中田は2014、2016年に打点王を獲得しています。どちらが3度目の打点王&初の本塁打王に輝くのでしょうか(本塁打ソフトバンク柳田悠岐の大逆転があるかもしれませんが)。データ&記録好きとしては打点が試合数を上回ってほしいと思います。

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セ・リーグ本塁打王争いも見逃せません。巨人・岡本が打点とともに球団史上8人目の二冠王に輝くのか、阪神・大山がそれを阻止するか。巨人と阪神の直接対決は4試合残っています。醜い敬遠合戦にならないことを願うのみです。