散髪は年1回。

雑記です。

霧島、13勝2敗で大関として初優勝。

 大相撲一年納めの十一月場所は今日(11/26)が千秋楽。優勝の行方は、2敗の大関・霧島と3敗の西前頭8枚目・熱海富士の2人に絞られていました。霧島が勝てば優勝、熱海富士が勝って霧島が敗れたら両者の優勝決定戦となります。が、ワタシそうはならないと予想。熱海富士が勝っても、霧島が負けることは考えにくかったですからね。

 まずは熱海富士が東関脇・琴ノ若と対戦。初優勝へ向け、絶対に勝たねばなりません。しかし、結果は熱海富士の完敗でした。この時点で、霧島の優勝が決定。正直、拍子抜けしました。先場所に続き、初優勝の壁は高かったようです。

 それでも、熱海富士は今場所が初土俵から19場所目。後に横綱となる貴花田朝青龍の持つ所要24場所という史上最速優勝記録(付け出しを除く)更新の可能性は残されています。来年一月場所で〝三度目の正直〟なるか、注目しましょう。

 琴ノ若-熱海富士から2番後、霧島は結びの一番で大関貴景勝と対戦。すでに優勝が決まったとはいえ、13勝2敗での優勝を願うワタシは、なんとしても霧島に勝ってほしいと思っていました。まあ前述したとおり、負けることは考えにくかったので、そんなにハラハラはしなかったんですけど。

 最初の立ち合いは呼吸が合わず、2度目の立ち合いで両者が激突。勝負はあっさりとつきました。霧島は頭で当たると、すぐさま右に動いてタイミングよく突き落とし。表情は自信に満ちあふれていましたね。

 これで霧島は今年三月場所以来、4場所ぶり2度目の優勝。大関としては初優勝で、13勝は自己最多です。同時に今年62勝目で、初の年間最多勝を確定させました。大関昇進4場所目の来場所は綱とりとなります。照ノ富士の一人横綱が13場所連続になっているので、一気に昇進を決めてもらいたいですね。モンゴル出身の大関は過去、朝青龍白鵬日馬富士鶴竜照ノ富士と全員が横綱に昇進している、というデータが後押しすることになるでしょうか。

 今年の優勝力士は以下のとおり。去年、七月場所から十一月場所まで3場所連続で続いた平幕優勝は今年、ゼロでした。

 場所   力士   番付   成績   優勝回数
一月場所  貴景勝  西大関 12勝3敗 13場所ぶり3度目 
三月場所  霧馬山  東関脇 12勝3敗 初優勝
五月場所  照ノ富士 東横綱 14勝1敗 6場所ぶり8度目
七月場所  豊昇龍  東関脇 12勝3敗 初優勝
九月場所  貴景勝  西大関 11勝4敗 4場所ぶり4度目
十一月場所 霧島   東大関 13勝2敗 4場所ぶり2度目

 それにしても、最後の最後で13勝2敗の優勝となってホッとしました。もし、霧島が今日敗れて12勝3敗だったら、年間を通して13勝以上は照ノ富士の1回だけという、とんでもない記録につくるところでしたからね。回避できて本当によかった。来年は新横綱誕生とハイレベルな優勝が続くことを願って、今回は締めます。

テレビ画面より、優勝インタビューを受ける霧島です。今年最後の場所の千秋楽ということでいろいろ撮影した中から、これを選びました。なお、2回目の優勝とあってか、ニュース速報は流れず。熱海富士が優勝していたら、おそらく流れたでしょうね。