散髪は年1回。

雑記です。

W.メイズ死去&水谷瞬、交流戦MVP。

 その前に、まずは将棋の藤井聡太8冠陥落のニュースから。今日6月20日甲府市の「常磐ホテル」で行われた第9期叡王戦5番勝負第5局で、藤井は同学年の伊藤匠七段に敗れ、対戦成績2勝3敗となり、叡王を失いました。これで藤井は7冠に後退。タイトル連続獲得は「22」で止まり、8冠保持は254日で終止符を打ちました。

 ワタシはしばらく藤井の天下が続くとみていたので、負けたのは予想外。でも、将棋界にとっては望ましいことだと思います。やはり、ひとりの棋士が長期間タイトルを独占し続けるのはよくないですよ。今後もどんどん〝藤井包囲網〟は狭まっていくでしょう。面白くなっていきそうです。

 さて。今回のメインは本来なら前日に取り上げるべきテーマでした。しかし、なぜかスルーしてしまったので、一日遅れでふれます。

 現地時間6月18日(日本時間6月19日)、「史上最高の万能選手」と呼ばれた殿堂入りのメジャーリーガー、ウイリー・メイズ(ジャイアンツ→メッツ)が93歳で亡くなったことが発表されました。メイズはデータ&記録好きには避けて通れないプレイヤーです。

 ざっと並べても、通算660本塁打(歴代6位)、3283安打(同12位)、1909打点(同11位)、339盗塁、MVP2度、オールスターゲーム出場24試合、外野手でゴールドグラブ賞12度、首位打者1度、本塁打王4度、盗塁王4度、最多安打1度など、枚挙にいとまがありません。

 1954年、インディアンズ(現ガーディアンズ)とのワールドシリーズ第1戦では、センターへの推定飛距離およそ140mの大飛球を背走しながら後ろ向きで好捕。最終的にジャイアンツのシリーズ制覇を呼び込んだこの美技はそのものずばり〝ザ・キャッチ〟と呼ばれ、MLB史上最高の好プレイとして今も語り継がれています。ご冥福をお祈りします。

 そしてもうひとつ。日本野球機構は6月19日、2024セ・パ交流戦のMVPに、日本ハムの外野手・水谷瞬を選出しました。ワタシは前々日、個人的に交流戦MVPを選ぶなら水谷で決まり、でも日本ハムが12チーム中9位に終わったので選出は難しいと言わざるを得ない、と書きましたが、そんな心配は無用でしたね。満場一致で水谷に決まったようで、喜ばしいかぎりです。

 優勝チームからMVPが選ばれなかったのは2018、2023年に続いて3度目。9位のチームから選ばれたのは史上初となりました。それだけ水谷の成績は群を抜いたわけです。今季の交流戦の打撃成績は以下のとおり。

 試合  18
 打数  64
 安打  28(1位)
 打率  .438(1位)
 本塁打 3(5位タイ)
 打点  13(3位タイ)
 出塁率 .471(1位)
 長打率 .688(2位)

 まさに文句なし。水谷のさらなる飛躍を願って今夜は寝ます。

今朝の日刊スポーツの第2面です。メイズ死去と水谷の交流戦MVPの記事が並んで掲載されていました。