散髪は年1回。

雑記です。

夏の甲子園、8強の内訳は。

 台風一過。今日(8/17)もうだるような暑さでした。東京の最高気温は35.9度。猛暑日は今年19回目のようです。ワタシも日中、外出してもう汗だく、ヘロヘロとなりました。

 夕方、帰宅してテレビをつけて夏の甲子園、今日の第4試合「大社(島根)×早実西東京)」を見ると、いきなりの大歓声。7回表、1-1から早実が1点を勝ち越していました。これがなんと、早実の8番・内囿光太が放ったセンター前ヒットを大社のセンター藤原佑が後逸、一気に内囿がホームインするという、藤原にとってはなんとも残酷な展開。このまま終わったら藤原はいたたまれなかったでしょう。

 しかし、試合は9回裏に大社が2-2の同点に追いつきます。これもきっかけはこの回先頭の大社の7番・馬庭優太のセカンドゴロを早実二塁手・内囿が悪送球したことによるもの。ともにエラーが失点につながるという、しんどい展開でした。

 それにしてもこの回、大社が1死二・三塁としたあとの早実の守備体型にはびっくり。代わって出場したレフト・西村悟志が投手の横に陣取ったのです下の画像スクイズを警戒したのでしょうが、思い切りましたね。

 大社のバッターは2番・藤江龍之介。さすがにワタシもスクイズはないだろうと見ていました。カウント1B1Sからの3球目、藤原の打った打球はなんと、なんとなんと、ゴロとなって西村の前へ。つかんだ西村は一塁へ送球、記録はレフトゴロとなります。直後に三塁走者・園山純正がホームへ走るも、早実一塁手・国光翔からの送球で判定はアウト。これでタイブレイクの延長戦に突入です。

 ちなみに無死一・二塁から始まるタイブレイク、ワタシは好きではありません。なるべく早く決着をつけて選手の疲労を減らすため、といわれても、これは野球じゃないですよ(MLBでも2020年以降、レギュラーシーズンは延長10回から無死二塁で始めるタイブレイクを採用しており、ワタシはかなり幻滅が続いています)。まあほかにも「7回戦制」が真剣に議論される時代ですから、いちいち目くじらをたてていたら身が持ちませんね。

 試合は延長10回、早実、大社ともに無得点。11回表の早実も点を取れませんでした。このまま延長が上限の15回まで続いたら面白いな、と思ったのもつかの間。11回裏、大社は代打・安松大希の三塁線へのバントが内野安打となり、無死満塁とすると、続く7番・馬庭がセンター前へ運び、決着がつきました。9回裏以降、両チームの攻防は見ごたえ十分でした。

 この試合で3回戦が終了し、8強が出そろったことになります。準々決勝4試合は休養日を1日挟み、8月19日🈷に行われます。組み合わせは次のとおり。

 第1試合:関東第一(東東京) 8:00 東海大相模(神奈川)

 第2試合:青森山田(青森)   10:35 滋賀学園(滋賀)

 第3試合:京都国際(京都)   13:10 智弁学園(奈良)

 第4試合:神村学園(鹿児島)15:45 大社(島根)

 地区の内訳は東北1、関東2、近畿3、中国1、九州1。去年は東北3、関東2、中国1、九州2で近畿は7年ぶりに8強入りを逃していましたから、今年は近畿勢が奮起した形です。

 勝ち上がった8校のうち、夏の大会で優勝経験のない県の代表は、青森山田滋賀学園神村学園、大社の4校。くしくも準々決勝では青森山田滋賀学園神村学園と大社が直接対決することになりました。どこが勝ち上がってくるでしょうか。残りは7試合。ワタシはこの4校のいずれかが決勝で対戦することになってほしい。今からそう願って、今回は締めます。

Eテレのテレビ画面、試合後のハイライトから撮影しました。レフトの守備位置には誰もいません。この守備体型がバッチリハマるとは思わなかったですね。早実の作戦、見事でした。